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『海怒−東京黒社会群狼記』(上)(下)

陳放/椙田雅美・宮崎真紀 訳
定価:1,600円(本体価格)+税
ISBN:4-901784-39-0(上)
ISBN:4-901784-40-4(下)

『歌舞伎町案内人』李 小牧(リ シャム)激賞!
震えた。嘔吐した。
リアルな黒社会の恐怖を肌で知る私に、この物語は、あまりにも"現実"すぎた。
陳放は罪深い作家である。


緻密な取材をもとに中国人犯罪の闇を抉る実録ピカレスクロマン。
ベストセラー『天怒』で中国政府の汚職を暴いた発禁作家が、満を持して日本に警鐘を鳴らす問題作!

<あらすじ>
死んだとされる幼馴染みの張猛(ジャンモン)の骨を捜すため、日本に降り立ったひとりの中国人作家、方文(ファンウェン)。張猛の骨を捜すうち、謎の女や怪しい影が入り乱れるなかで、死んだはずの張猛が、新興黒社会組織を率い、密航や地下銀行の経営で組織の拡大・企業化を目論んでいることを知る。やがて日中警察、政治家、ヤクザをも巻き込む暗闘の渦へと呑み込まれていく。――そして迎えるそれぞれの終焉。

<著者略歴>
陳放(ちんほう):作家、教授。中国共産党中央委員会統一戦線部主管による季刊誌『華人世界』の編集長、党機関誌『人民日報』と香港『星島日報』共同発行の文化雑誌『星光月刊』常務副編集長を歴任。現在、中国国務院新分弁公室五州伝播センター総画策。小説、政治評論、シナリオなど多様なジャンルの作品を発表。国内外で多数の受賞歴有り。香港、台湾、日本、韓国、フランス、アメリカでも翻訳版が出版されている。日本での主な著書に中国で発禁となった『天怒』(リベロ)がある。


本書は、著者が2000年12月から1年間、国際交流基金の招きで立教大学客員教授として滞日中、日本での中国黒社会の国際化・組織化・合法化の拡大に関心を持ち、みずから新宿歌舞伎町に暮らし、本書の主人公「張猛」のモデルである福建省系黒社会のボスと積極的に接触、取材をして執筆された。

※267ページ10行目に文字欠損をおこしている場合があります。
正)もともと死刑だったんですから
誤)もともと死刑だっ


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