Home > 書籍案内 > 起業は山間から

起業は山間から
タイトル 起業は山間から
――石見銀山 群言堂 松場登美

著者 森まゆみ

定価 1,600円(本体価格)+税

ISBN 978-4-86238-144-6

発売日 2009/8/5

内容 人口500人の過疎の村で、100人もの雇用を生み出す企業がある。

石見銀山生活文化研究所は、島根県から、ファッションと生き方を提案し続けている。昔の町並から、心地よいデザインと素材のヒントを得、古い家を修復し、ショップとして生き返らせる。地域の環境と景観を守ることも、大切な仕事のひとつ。ソーシャル・ビジネスの実践は、ほんとうに可能なのか?

登美さんにはクールで有能なビジネスウーマンといての一面と、物事にちゃんと震える柔らかい心と両方もっている。両方ないとしごとは成立しない。
群言堂を日本のベネトン、登美さんをターシャ・テューダーだという人もいるが、登美さんはあくまでたったひとりの松場登美だと思う。(あとがきより)

著者プロフィール ●松場登美(まつば・とみ)
1949年、三重県津市芸濃町生まれ。石見銀山発のファッション・ブランド「群言堂」デザイナーとして、体にやさしい服を作り続け、また町おこしにも尽力。阿部家をはじめいくつかの古民家を修復後、活用している。石見銀山を拠点に、地域に根差した暮らしを多方面から提案し、ビジネスとして両立させている。現在、(株)石見銀山生活文化研究所取締役所長、(株)他郷阿部家代表。また国土交通省の地域アドバイザー、観光カリスマ百選の一員に任命されている。

●森まゆみ(もり・まゆみ)
1954年,東京都文京区生まれ。作家。1984年から2009年まで編集人として聞き書きを中心とした地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を出版。また上野奏楽堂、東京駅など東京の建物の保存や不忍池の自然環境の保全の運動を続ける。多彩な活動のなかからたくさんの著作が生まれている。日本ナショナルトラスト理事、文化財建造物保存修復協会評議員なども務める。最近では宮城県丸森町にて農業の傍ら土地の歴史を聞き取る。著書に『東京遺産』(岩波新書)、『断髪のモダンガール』(文藝春秋)、『女三人のシベリア鉄道』(集英社)、『自主独立農民という仕事』(バジリコ)など多数。




■ご購入は全国の書店、または下記のオンライン書店で

Page Top