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「デブの帝国」
デブの帝国
  いかにしてアメリカは肥満大国となったのか

定価:1,500円(本体価格)+税
ISBN:4-901784-20-X
2003年6月25日刊行
全米ベストセラーノンフィクション

脂肪の向こうにアメリカが見える
肥えても飢えてるアメリカ人。その背景には恐るべき社会要因と食品事情があった!

人口の60%が肥満の国アメリカ。こんなアメリカに誰がしたのか?
あらゆる側面−階層、政治、文化、そして経済に踏み込み、アメリカが世界的な肥満国となったワケを解明。
代謝異常の原因である安価なパーム油と果糖の問題。カロリー摂取量と運動量の関係やダイエット法の嘘。
多くの家庭にはびこる誤った知識や子供の糖尿病の増加。さらには肥満と余暇、流行、宗教との関係も独自の視点で分析。
「流行性肥満症」人間、とくに幼い子どもの命を犠牲にしている恐ろしい現実を描き出していく。


●読売新聞7月13日(日)から引用/評者・佐藤俊樹(東京大学助教授)
  超「太」国アメリカのお話だ。以前から「なんか異様に肥(ふと)った人が多い」とは思っていたが、肥満大国の真実は予想以上に壮絶であった。
  フライドポテトを2袋頼むのが恥ずかしい客のため、1袋を3倍に増量した親切なマ○○とか(アメリカの話です、念のため)、同じウエストに4種類の体型を用意する衣料メーカーとか、太めの子どもを傷つけないよう、体育や身体測定をやめた政府とか。「ホンマかいな」と疑いたくなるくらいの話がつづく。
  極めつけは「脂肪が脂肪を引き寄せる」という法則! クリントン前大統領の醜聞の原因もこれ、という意見に大笑いしたあと、貧困や肌の色といっしょに、親から子へ肥満と不健康が受け継がれていく現実に、笑いも凍り付く。
 モノが脂肪だけに話が脂ぎるので、読むときは口直しのご用意も。ちなみに私は深夜のコンビニへトコロテンを買いに走って、脂肪を燃焼させました。


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