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■ 失われた季節
My Losing Season
パット・コンロイ
竹迫仁子 訳
定価:2,800円(本体価格)+税 ISBN:4-901784-98-6
人生で大切なことは、すべてバスケットボールに教わった。
映画「愛と追憶の彼方」の原作者として知られる米国屈指のベストセラー作家が、自らの青春の愛と衝突を瑞々しく描いた初の自伝小説。
兵学校シタデル大のぱっとしないバスケットボール・チーム、シタデル・ブルドッグズ。1966-67のシーズンは栄光とは程遠いものだった。
悪魔のようなコーチ、メル・トンプソンによって、チームは内部から崩壊しようとしていたのだ。
しかし絶望的な状況の中、わたしたちチームは自らの勇気によって時に最高のプレイをし、時に最高の瞬間を味わった。様々な人との出会いと、何よりもバスケットボールへの愛に支えられて……。
数多くのベストセラーを世に送り出し、その多くが映画化された、アメリカ最愛の作家のひとり、パット・コンロイ。
本書はコンロイの、大学生選手として最後のバスケットボール・シーズンを中心に、将来の作家へとつながる少年〜青春時代を振り返った自伝的小説です。傷つき打ちのめされた少年だった自分を救い、支えたバスケットボールへの愛を軸に、青春の忘れえぬ痛みと輝きが余すところなく描かれます。感傷と年をとった現在だからこそ書ける客観が見事に溶けあい、深い余韻を残すとともに、試合描写は一転してダイナミック、克明かつ迫真で手に汗を握らずにはおれません。
バスケットボール経験者はもちろん、スポーツを愛するすべての方に。
そしてまた、青春時代を痛みとともに懐かしむすべての方に、熱く共感されることでしょう。
◆パット・コンロイ(Pat Conroy)◆
数多くのベストセラーを持つ人気作家。主な著書は『潮流の王者』(早川書房)、“The Boo”“The Water Is Wide”“BeachMusic”“The
Lords of Discipline”“The Great Santini”などがある。 『潮流の王者』が『サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方』(1991)として、また、“TheLords
of Discipline”が『影の私刑(リンチ)』(1983)、“The Great Santini”が『パパ』(1979)、
“The Water Is Wide”が『コンラック先生』(1974)として映画化されている。
サウスカロライナ州フリップ島に、妻と愛犬2頭とともに暮らす。
◆竹迫 仁子(たけさこ・ひとこ)◆
翻訳家。筑波大学人文学類卒。訳書に『デブの帝国』(バジリコ)、『こころに効くゴルフ』(PHP研究所)、『赤ちゃんが朝までぐっすり眠る方法』(エクスナレッジ)、『国境を越えた医師』(小学館プロダクション)などがある。
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