タイトル |
個人的な問題 |
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著者 |
ベッペ・フェノーリオ 楠瀬正浩訳 |
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定価 |
2,090円 (税込) |
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ISBN |
978-4-86238-248-1 |
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発売日 |
2021/7/30 |
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内容 |
イタリアで世代を超えて読み継がれてきたパルチザン文学の名作を初の完訳刊行!
物語は大戦末期のイタリア内戦を舞台に、ファシストと死闘を繰り広げたパルチザンのエピソードを横糸に、主人公ミルトンの恋人フルヴィアへの狂おしい恋情と親友ジョルジョとの友情のせめぎ合いを縦糸に紡がれていく。フェノーリオの代表作となった長編小説。
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著者略歴 |
■ベッペ・フェノーリオ
1922年労働者階級の家庭に三人兄弟の長男として生まれる。1942年トリーノ大学文学部に入学。翌年徴兵され士官学校生として訓練を受ける。同年バドーリオ軍事政権が連合軍との停戦を宣言したのを機にアルバに帰郷した後、すぐにパルチザン部隊に加わる。家族とともにファシスト軍に捕まるが、アルバの司祭の介入により釈放。その後1946年春までパルチザンとしてファシスト軍と戦う。戦後再び大学に戻るが、執筆活動に専念するため中退。1947年ワイン会社に採用されるが、その間も執筆活動を継続。1960年ルチアーナ・ボンバルディと結婚、一女をもうける。長年にわたる過度の喫煙により喘息と肋膜炎を患い、1963年気管支癌により死去。享年41歳。『逆境』『麗しの春』『個人的な問題』など、パルチザン時代の体験をもとにした多くの作品を発表。イタリア文学におけるネオリアリズモの代表的作家と目されている。 |
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訳者略歴 |
■楠瀬正浩
1947年神奈川県に生まれる。1966年東京大学仏文科入学。1970年サンケイスカラシップによりパリ大学に給費留学。1979年仏政府給費留学生としてパリ大学に留学。1981年東京大学人文科仏語仏文学博士課程満期中退。その後、仏語、伊語の非常勤講師を務める。訳書にフランソワーズ・フュレ『幻想の過去』(バジリコ)、ベッペ・フェノーリオ『個人的な問題』(バジリコ)他。 |
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