武家史とともに始まった島津氏の歴史。
平安末期に台頭した武士団は、朝廷との暗闘、源平合戦を経て、鎌倉幕府の成立により権力を掌握、武士の時代が始まる。南北朝と室町幕府と権力が変遷する中、群雄が割拠し血で血を洗う国盗りの時代、島津一族内でも権力闘争が勃発。後に島津中興の祖と称される日新斎・貴久親子は内乱を制し、貴久の実子義久・義弘ら四兄弟は、薩隈日三カ国の統一を手始めに九州制覇への道を突き進む。
目次
第一章 島津一族の黎明期
第二章 鎌倉幕府の隆盛と滅亡
第三章 南北朝と島津一族
第四章 島津氏の混迷
第五章 戦国大名島津その格闘
|