現代政治思想の労作、遂に完訳・刊行
コミュニズムとファシズムが繰り広げた血みどろの争いの軌跡。
コミュニズムの「幻想」を通して、20世紀の総括を試みた初めての書。
政治思想史の第一人者が、21世紀に生きる我々に遺した究極のメッセージ。
ソ連邦の崩壊以降、20世紀を貫いて存在したこの国の歴史を批判的に取り上げた著作は枚挙に暇がない。(中略)それでも本書には、類書には見られない際立った特徴がある。それは本書の主題が、厳密にはソ連の歴史でもなければコミュニズムの歴史でもなく、表題からも明らかなように、コミュニズムの《幻想》の歴史であるということである。(訳者あとがきより)
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