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幻想の過去
タイトル 幻想の過去 −20世紀の全体主義

著者 フランソワ・フュレ 楠瀬正浩/訳

定価 5,500円(本体価格)+税

ISBN 978-4-86238-043-2

発売日 2007/8/29

内容 現代政治思想の労作、遂に完訳・刊行

コミュニズムとファシズムが繰り広げた血みどろの争いの軌跡。
コミュニズムの「幻想」を通して、20世紀の総括を試みた初めての書。
政治思想史の第一人者が、21世紀に生きる我々に遺した究極のメッセージ。
ソ連邦の崩壊以降、20世紀を貫いて存在したこの国の歴史を批判的に取り上げた著作は枚挙に暇がない。(中略)それでも本書には、類書には見られない際立った特徴がある。それは本書の主題が、厳密にはソ連の歴史でもなければコミュニズムの歴史でもなく、表題からも明らかなように、コミュニズムの《幻想》の歴史であるということである。(訳者あとがきより)

著者プロフィール ■フランソワ・フュレ
1927年パリ生まれ。1956年国立科学研究センター研究員となり、フランス革命の研究に着手。1977年から85年まで社会科学高等研究院の院長を務める。また85年以降はシカゴ大学教授も歴任。フランス革命の研究家として世界的に高い評価を受け、数多くの賞を受賞。1997年7月急逝。本書が遺作となった。主著に『フランス革命を考える』(岩波書店)、『フランス革命事典』(モナ・オズーフとの共著、みすず書房)などがある。

■楠瀬正浩
1947年生まれ。東京大学人文科学研究科仏語仏文学博士課程満期中退。現在、いわき明星大学、日本大学国際関係学部、学習院大学、フランス語、イタリア語非常勤講師。




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