Home > 書籍案内 > 丁家の人びと

丁家の人びと
タイトル 丁家の人びと

著者 丁如霞(ティン・ルーシア) 〈聞き書き〉和多田進

定価 2,800円(本体価格)+税

ISBN 978-4-86238-059-3

発売日 2007/8/30

内容 ただひたすら、生きること!
  それがこの名家出身・中国人女性の
60年だった――

篆刻(てんこく)の聖地・杭州西冷(*)印社創立の中心メンバーだった丁仁(ティン・レン)の孫が語る、「私」と「家族」の数奇な運命。

国共内戦の終結と中華人民共和国の成立、文化大革命、周恩来、毛沢東の死と改革開放政策……。
めまぐるしく変化する政治の嵐に翻弄される中で、上海に暮らしたこの一家はどのように生きのびたのか。3年余に渡った聞き書きがここに結実。力強く生き抜いた中国人一家の歴史を描く一大ノンフィクション。
*冷は中国ではさんずい。

著者プロフィール ■丁如霞◎ティン・ルーシア
1946年、西冷印社(*)の創立メンバーのひとりである丁仁の孫として上海に生まれる。67年に上海教育学院を卒業後、上海市第十二中学校に勤務。73年に蒋リョウ中(**)と結婚し、ひとり娘の崢をもうける。87年、横浜国立大学工学部情報処理学科の客員研究員として来日。その後、早稲田大学理工学研究科の客員研究員を経て、96年、日本でソフトウェア開発会社「カスミインターナショナル」を設立し、現在に至る。
**リョウはきへんに梁。

■和多田進◎わただすすむ
1945年生まれ。日本聞き書き学会理事。聞き書きの作品に『天才アラーキー 写真ノ方法』『天才アラーキー 写真ノ時間』『余白の美 酒井田柿右衛門』(いずれも集英社新書)、著書に『横撮り』(バジリコ)などがある。




■ご購入は全国の書店、または下記のオンライン書店で

Page Top