■アレックス・クチンスキー Alex Kuczynski
『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者を八年間務める。現在は【流行】面のコラムニスト。ボトックス、ブリトニー・スピアーズ、仏教など幅広いテーマの記事を執筆。『ヴァニティ・フェア』、『ハーパーズ・バザー』、『アルーア』、『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』、『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』ほか多数の雑誌にも寄稿。ニューヨーク市在住。
著者ウェブサイト www.alexkuczynski.com
■草鹿佐恵子(くさか・さえこ)
1960年京都市生まれ。大阪大学人間科学部卒。訳書『スピリチュアル セックス』(ワニブックス)、『ジョニー君のレモネード屋台』(バジリコ)、共訳『未来人ジョン・タイターの大予言』(マックス)など。大阪府島本町在住。
【推薦文】
「聡明にしてウィットに富み、観察力に優れ分別もわきまえた著者クチンスキーが、サブカルチャーから今やメインカルチャーに躍り出ようとする美容整形の世界を徹底研究する。ボトックス注射を打とう、顔にメスを入れようとは決して考えないような人も、消費文明とナルシシズムと不安の連鎖を探った本書の魅力には屈することだろう」
――パメラ・ポール(ジャーナリスト)
「クチンスキーの見識は鋭く、ウィットは効果的で、完璧に形作った眉毛はいつまでもアーチを描いている」
――『ニュー・リパブリック』誌
「完璧という現代のアメリカンドリーム、そしていかなる犠牲を払ってもそれを得ようとする探求。その描写にわれわれは心をかき乱される」
――キャシー・ピース(歴史学者)
「本書は素晴らしい作品である。著者アレックス・クチンスキーは見境をなくした美への欲望を鋭く澄んだ目で見つめる――美への追求が渇望と依存症に変質し、美容製品の売り手はこぞって混じりっけのないドラッグのように即効性があり純度の高い製品を届けると公言する、そんな欲望に満ちた世界を」
――ナンシー・エトコフ(心理学者) |