「きもの」は「からだ」に、とてもいい。
着物は、日本の気候や暮らしのなかから生まれた衣服だから、冬に温かくて、夏は風が通る。身体を冷やさない。動きやすいし、走ることもできる。しかも、ダイエット効果もある!? 帯が苦しい、着るのがたいへんだというのは、近年に作られた「固定観念」なのだ。
毎朝、着物をスーッと羽織って、キューと帯を締めると、身体が生き生きしてくる。毎日付き合うことで、身体が変わる。もう一度、着物のある身体と暮らしを取り戻そう。
この本には、誰でも着たい人はきものが着られる、ということが書いてある。そして、きもの、というわたしたちの伝統衣装は、からだにも気持ちのよい衣装であると思う、つまり「きものはからだによい」ということが書いてある本である。――本文より |