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老いて男はアジアをめざす
タイトル 老いて男はアジアをめざす
──熟年日本男性のタイ・カンボジア移住事情

著者 瀬川正仁

定価 1,800円(本体価格)+税

ISBN 978-4-86238-099-9

発売日 2008/8/2

内容 「昔は金なんていくらでもあったんだけどね。
 女にすべて貢いじまって、今ではスッカラカンさ」

人生の終盤の時期を、日本から離れ、タイ、カンボジアなど東南アジアの国で生きることを選ぶ高齢者たちが少なからずいる。物価の安さ、気候の温暖さ、ホスピタリティなど魅力のポイントはいくつかあるが、とりわけ男性たちにとって大きいのは「若い女性との出会い」である。
夜な夜な「出会い系カフェ」で相手を探す人、娘のような年齢の愛人と暮らす人、真剣に結婚相手を求める人。全財産はおろか年金もすべて貢いだあげく捨てられる男性もいれば、日本では望めなかった幸福な家庭生活をいとなむ男性もいる。
高齢男性にとって、タイははたして天国なのか地獄なのか? タイ、カンボジアで暮らす日本人男性たちの、悲喜こもごもの世界を描く哀愁のノンフィクション。

序章 人生第四コーナーからの選択
第1章 なぜ、タイで暮らすのか
第2章 快楽の都・バンコク
第3章 北タイで嫁探し
第4章 恋愛・負け組
第5章 結婚に失敗しない方法
第6章 ザ・ロングステイヤー
第7章 ロングステイ格差社会
第8章・国境の町と少女売春の今
第9章・幻の国・カンボジア
終章 アジアの純情

著者プロフィール ■瀬川正仁(せがわ・まさひと)
東京生まれ。映像ジャーナリスト。一九七八年、早稲田大学第一文学部卒業。八〇年代後半より映像作家としてアジア文化、マイノ リティ、教育問題などを中心に、ドキュメンタリーや報道番組を手がける。日本映画監督協会会員。日活芸術学院講師。著書に『ヌ サトゥンガラ島々紀行』『ビルマとミャンマーのあいだ』(ともに凱風社)がある。




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