日本を代表する料理人・徳岡邦夫と、環境保全型農業の第一人者・西村和雄が、舌の経験と農学を使って、おいしい野菜の見分け方のヒケツを明かす。
西村:おいしい野菜は農家との付き合いの中で教えてもらいました。試食させてもらって、「おいしいなぁ」って言うと、「おいしい野菜ってこういう恰好してるんだよ」って教えてくれる。
徳岡:この本だけを丸飲みにしないでください。この本を目安として、自分で味を確かめて、経験値をつんでもらいたいと思います。
どんなふうに育ったのか――
それが健康な野菜の「かたち」を決める。
大根は、表面の小さい穴が「均等」かどうか。
ほうれん草は色「濃い」ものより「薄い」色。
キャベツは、きれいな「五角形」のものを。
しいたけは軸が太いほうがいい。
トマトの頭には白い筋が見える。
日本を代表する料理人と農業の達人が教える、おいしい野菜の見分け方。
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