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夜の闇にひっそりと佇むように立つ夜間定時制高校。そこには、時代の矛盾が見事なほどに堆積していた! ヤンキー系、いじめの被害者、親から虐待を受けた者、援交少女、リストカッター、性犯罪の被害者……さまざまなアウトサイダーが集う、教育システム最底辺校で見たリアルな日本の現実。
生きることに希望を見いだせない貧しい人々の世代間連鎖。親と子、地域社会、あらゆる関係が分断される孤独大国・日本。格差、ワーキングプア、闇社会、精神の病……時代の矛盾を真っ先に受け止める若者たちに、いま何が起こっているのか? その最先端を伝える衝撃のノンフィクション。
序 炭坑のカナリアたち
1 居場所としての夜間定時制高校
2 自分を傷つける若者たち
3 家庭が壊れている
4 暴力という生き方
5 商品化される「性」を生きる少女たち
6 マイノリティたちの夜間定時制
7 夜間定時制という番外地はいま
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