人口500人の過疎の村で、100人もの雇用を生み出す企業がある。
石見銀山生活文化研究所は、島根県から、ファッションと生き方を提案し続けている。昔の町並から、心地よいデザインと素材のヒントを得、古い家を修復し、ショップとして生き返らせる。地域の環境と景観を守ることも、大切な仕事のひとつ。ソーシャル・ビジネスの実践は、ほんとうに可能なのか?
登美さんにはクールで有能なビジネスウーマンといての一面と、物事にちゃんと震える柔らかい心と両方もっている。両方ないとしごとは成立しない。
群言堂を日本のベネトン、登美さんをターシャ・テューダーだという人もいるが、登美さんはあくまでたったひとりの松場登美だと思う。(あとがきより) |