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世界地図が語る12の歴史物語
タイトル 世界地図が語る12の歴史物語

著者 著 ジェリー・ブロトン
訳 西澤 正明

定価 2,800円(本体価格)+税

ISBN 978-4-86238-223-8

発売日 2015/10/7

内容 地図に対する強い欲求は、人間の根源的かつ普遍的な本能である。

権力、偏見、信仰、欲望、化学、情報。
プトレマイオスの『地理学』からグーグルアースまで、十二点の世界地図を媒介にして読み解かれる文明史の実相。
知的興奮を喚起してやまない労作の完全翻訳刊行。

本書で取り上げる十二の地図はすべて、世界全体の物理的空間に対する当時の視点を示すものであり、それを伝えようとする理念と信仰から生まれたものである。世界観は世界地図を生み出すが、生み出された世界地図はその文化の世界観を規定する。この共生の力はあたかも錬金術のようでもある。
【本文序章より】


海外の各紙誌で絶賛!

HISTORY TODAY誌(ヒストリー・トゥデイ)
人々を魅了する歴史的遺物のオーラを明らかにする驚くべき歴史書。読者を惹きつけて離さない。地図は誰のために、いかなる企みのもとに作られたのか、その謎を解き明かすカギとなる政治、宗教、社会に対して、ブロトンは鋭い感性を持っている。
ロバート・メイヒュー(ブルストル大学歴史地理学教授)

DAILY TELEGRAPH紙(デイリー・テレグラフ)
この美しく魅惑的な挿絵に彩られた一冊が示すように、地図は古代から象徴的な重要性を帯びてきた。豊かで尽きることのない興味に溢れている。
シンクレア・マッケイ(デイリー・テレグラフ記者)

MAIL ON SUNDAY紙(メール・オン・サンデー)
極めて価値の高い研究。詳細な洞察により、地図が背景となった社会をどのように反映し、暴露し、操作してきたのかが明らかになる。
サイモン・ガーフィールド(ノンフィクション作家)

INDEPENDENT紙(インディペンデント)
ブック・オブ・ザ・イヤー2012世界史に燦然と光り輝く成果!
スティーヴン・ハウ(ブリストル大学歴史学教授)

GUARDIAN紙(ガーディアン)
地図制作者の技の歴史を大観する魅力的な書。地図の中に人の思考パターンをたどるブロトンのアイデアは素晴らしい。
トム・ホランド(作家・ジャーナリスト)

著者プロフィール 【著者紹介】
ジェリー・ブロトン(Jerry Brotton)
ロンドン大学クイーン・メアリー校教授。専門はルネサンス研究で、地図の歴史とルネサンス期の地図制作学の第一人者でもある。著書に『The Sale of the Late King’sGoods:Charles I and his Art Collection』(Macmillan,2006)、『The Renaissance:A Very Short Introduction』(Oxford University Press,2006)(高山芳樹訳『はじめてわかるルネサンス』筑摩書房)などがある。本書執筆中の2010年には、地図をテーマにしたBBCのテレビ番組『Maps:Power,Plunder and Possession』に出演し、プレゼンターとして好評を博した。

【訳者略歴】
西澤 正明(にしざわ・まさあき)
筑波大学大学院修士課程修了。ソフトウェア開発者、テクニカルライター、出版社勤務を経て実務翻訳家に。IT、医学、薬学、電気、機械関連の翻訳を多数手掛ける。
著書に『超伝導ビジネス』(共著、プレジデント社)がある。




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